下地の量は外壁のデコボコ具合で変わる
本日は外壁塗装のデザインと塗料の量との関係について紹介したいと思います。
外壁塗装について考える時に、使用する塗料の材質(耐用年数や低汚染性などについての細かな選び方については『塗装における塗料選び』の記事を参考にしてみて下さい)を考えることはあると思いますが、使用する「量」について考えたことはありますでしょうか?
リフォームや塗り替えで外壁の塗料について考える時に、希望のデザインや色だけでなく、材質や費用面も含めて総合的に決めていくかと思います。
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、実は、下地と塗料は外壁のデコボコ具合で必要とする量が変わっていきます。
例えば、レンガ調やワッフルのような、出来上がり時にデコボコの多いデザインと、全体的に特別デコボコが無いようなデザインとの外壁を比べると、デコボコの多いデザインの外壁の方が塗料を必要とする量は多くなります。
その理由としては、デコボコの多いデザインの外壁は、溝の部分にも下地と塗料を入れる必要があり、デコボコの少ないデザインと比較した時に全体的な体表面積が大きくなるためです。
反対に、デコボコの少ないデザインの外壁であると、溝の数が少なくなる分、デコボコの多いデザインの外壁と比較すると使用する塗料の量は相対的に少なくなります。
また、塗料を使用する量が多いと塗料の費用は多くなり、量が少ないと費用も少なくなります。
仮に、デコボコの少ないデザインの外壁を充分に塗れる塗料の量で、デコボコの多いデザインの外壁を塗ろうとすると塗料の量が足りなくなってしまうでしょう。
その状態で無理やり塗ろうとすると、外壁に塗りムラが生じてしまったり手抜き状態となる可能性が出てきます。
このため、それぞれの外壁に合った適切な量の塗料を使用する必要があります。
費用の安さを売りにしている塗装業者であると、その辺りが疎かになりがちです。
以前に『要注意!安い工事の落とし穴』の記事でもお伝えしましたが安さを売りにしているだけの業者には、安いなりの理由があります。
一定の品質を担保するためにも、費用だけで塗料や業者を選んでしまうと後々、短い期間で再度工事が必要になったりしてしまったりと、かえって費用が掛かる可能性が出てくるので気をつけましょう。
とはいえ、各ご家庭の中で想定している予算や求める完成時のイメージなどがあると思いますし、こだわりのポイントはそれぞれだと思います。
安さだけでなく、質にもこだわって考え工事を検討するのであれば、お客様と丁寧に施工内容を相談しご納得いただいた上で工事の施工を行いますので是非Re.house鹿児島にご相談ください!