今日は「安い塗装工事の落とし穴」について紹介したいと思います。

塗装工事に限った話ではないのですが、世の中には「安かろう悪かろう」という言葉もある通りで、この記事では安いものには安いなりの理由がある事を知っていただきたいです。

かくいう筆者も、塗装に限らずあらゆる物やサービスの提供を受ける場合には、なるべく支払う費用を抑えたいと考えます。

しかしながら、極端に安い商品には安いなりの理由があるなという経験もしてきました。

費用を抑えたつもりでも追加の商品が必要になったりして、初期費用の安い方を選ぶとかえって総合的な費用を比較すると高くついてしまった、というような事もありました。

これは塗装工事にも同じことが言えます。

結論からお伝えすると『高い品質を求めるのであれば、ある程度の費用は掛かります』という事です。

「二兎を追うものは一兎をも得ず」ではないですが、低予算で高品質のものを求めるというのは消費者目線で言えば理想的ではあります。が、残念ながら現実的では無いでしょう。

そもそも、ある程度の品質を保つためには、その品質に見合った背景があります。品質を維持する為にはある程度の費用が掛かってくるものです。

良い商品をお客様へお届けする時に、「値段の安さ」を売りにするのと「品質の良さ」を売りにするのは、その売りの背景や理由が異なります。

先にお伝えしたように安さを売りにした商品の提供は厳しいということがわかった上で、安さで勝負している商品を目の当たりにした時に考えていただきたいことがあります。

繰り返しとなりますが、安さで勝負するならば、それなりに品質も落とさなきゃいけなくなることは必然です。

例えば、スーパーなどで目にするプライベートブランドの商品は、一般企業の商品と比較して低価格で提供されています。低価格の背景には、自社で企画開発を行うなどして徹底したコストカットを行なっているからです。

塗装工事に関しては、使用する塗料やコーキングといった材料含め全て自社製造し一貫してお客様へお届け…というようにはなかなか出来ないサービスです。

工事は材料だけでなく、人件費や施工管理といった細部に至る様々なものが背景にあり成り立つものです。

これらを少しずつ省いた結果、費用を抑えることは出来なくもないかもしれないですが、どこかで見せかけのものになりかねないという点が懸念されます。

なので、安い塗装工事というのは、一見するとお客様に寄り添っているように見えても、果たしてそれが本当に高品質で価値が高い工事かというのは別かもしれないです。

この記事を読んだ皆様は、ぜひ納得のいく施工業者を見つけてください！